「自分で自分を安心させるには?」

こんにちは。
こころの自立と自由を手に入れるカウンセリングSOMEMA(そめま)です。

ホームページをご覧いただきありがとうございます。

さて、
皆さんにとって「安心できる人」というのはどんな人でしょうか?
どんなイメージが湧くでしょうか?

「安心できる人 特徴」というキーワードを入れて検索してみると、
色々なサイトで安心できる人の特徴を述べているのですが、

その中でよく出てくるのは、
・「相手の話をしっかり聴いてくれる
・「親身に相談に乗ってくれる
・「話や気持ちを受けとめてくれる
といった特徴です。

「親身にしっかり聴く、受けとめる」というのは、
心理カウンセラーにとっての基本姿勢であり、技能です
カウンセリングの世界では「傾聴・共感・受容」と言います。

カウンセリングにおいては、
カウンセラーとクライアントの信頼関係が何より大切
になりますが、
その信頼関係を築くために、「受容・共感・傾聴」は必須となります。

「受容」とは、否定、評価せずに全て受けとめることです。
それにより、クライアントは安心して何でも話せるようになります。

「共感」とは、相手の気持ちに寄り添う、
確かめるように話を聞き伝え返すこと
です。
そのことで、クライアントは話が通じている、気持ちがわかってもらえていると感じます。

「傾聴」とは、相手が言いたいことを、感じていることなどを聴くことです。
それにより、クライアントは悩みが整理され、自身で判断できるようになります。

つまり、クライアントはカウンセラーに、
自分を取り巻く状況や環境、
それに伴う不安や悲しさなどを寄り添ながら傾聴してもらい、
受け止めてもらうことでよって、安心感が持てる
のです。

これはカウンセラーだからできることですが、
何かあった時に、友達や家族など身近な人に相談しても、
身近な人はカウンセラーではないので、
いつも「受容・共感・傾聴」ができるわけでありません。

だから時々カウンセリングの中で、
「親に相談したけど、『それはダメだよ』と否定された」
「友達に話してはみたけど『頑張れ』と言われて、かえって嫌な思いをした」
といった話がクライアントから出てきます。

相手に悪気はなかったのは分かってはいるものの
自分の気持ちを打ち明けたのに受け止めらず
否定されては悲しいし、落ち込みますよね。

変に励まされたのでは嫌な思いをしたり、プレッシャーにもなりますよね。

思いや感情を伝えたのに聞いてもらえなかった、
気持ちを受けとめてもらえなかった
というのは、
自分と相手(友人や家族)との関係だけではありません。

実は、自分自身の中でもやっていることなんです。

例えば、何らかの不安を抱えている人がその不安を無くそうとするのは、
ご自身の中に生じている不安という気持ちを受けとめずに
否定している
という状態と言えます。

不安や悲しさといった感情は
潜在意識という自分自身の気持ちの一部から生じた
ものです。
潜在意識からの声・話と言っていいかもしれません。

「やめたいけど、やめれない」「やろうと思っているけど、できない」といった例は、
このように潜在意識から生じた感情を受け入れずに、
抑えようとしたり、無いものにしようしたことで起きる
ことだと言えます。

自分の気持ちを聞いて受けとめるというのは
すぐにやろうと思ってもできないかもしれません。

そのために、カウンセラーに傾聴・受容・共感してもらい、安心する
という体験が必要になってきます。

そして、何度かカウンセリングを通していくことで、
自分自身の気持ちを聴き、受けとめて安心できる
ようになります。

つまり自分で自分を安心させられるようになるわけです。

自分で自分を安心させたり、満たしていく、
これこそが「こころの自立」であり、
私のカウンセリングで最も大切にしていることです。

皆さんにとって、
自分を安心させてくれるカウンセラーはいますか?
自分で自分を安心させられるよう、こころの自立に導くカウンセラーはいますか?