こんにちは。
こころの自立と自由を手に入れるカウンセリング
SOMEMA(そめま)です。
HSPの関連サイトを見ると、
「HSPの特性は長所になる」
「HSPの特性を活かした仕事を見つけましょう」
といった記述を目にすることがあります。
確かに特性を活かすことができれば、
自信にもなるでしょう。
ただ、
私がHSPの方のカウンセリングをしていると、
HSPで悩んでいる人たちにとって、
HSPである自分やHSPの特性を肯定的に受けとめたり、
特性を活かして行動するというのは、
変化が大きすぎて抵抗を感じるのではないか
と思うことがあります。
HSPであることを受け入れたり、
長所や特性を活かしていることを目標として、
その目標が悩んでいる現状から見て高いハードルならば、
私は、現状と目標の間に小さなハードルを
設けた方がいいと考えています。
つまり、「特性を活かす」はもちろん、
「肯定する」「受け入れる」という以前に、
自分の気持ちを「知る」「理解する」ことが大切だということです。
「自分はHSPで、とても肯定なんかできないな」
というように、
まずは、現状の自分自身や自身の正直な思いを知る、
それだけでいいのです。
そこから、例えば、
「自分は、本当にHSPの特性を肯定できないのかな?」
「10%くらいは肯定できるかもしれない」
「特性を活かすイメージくらいはしてみようかな」
というように、
自分自身に確認していきながら、
少しずつ思考や行動を変えていくことで、
抵抗が少ない形でHSPの特性を受け入れたり、
長所を活かした行動ができるようになります。
人は、悩みを抱えている時、
悩みから脱して変わりたいと望む一方で、
変化を嫌がるという潜在意識の働きがあります。
なりたい状態へ変化するには、
まずは自分の気持ちを「知る」「理解する」という
小さなハードルが必要なのかもしれません。